シベリア:黄色い雪、宇宙ロケットの廃棄物汚染か

2007/02/05
更新: 2007/02/05

【大紀元日本2月5日】ロシア・シベリア地域のカザフスタン国境沿いのオムスク地区では悪臭帯びる黄色い雪が降り、一部の住民はこれによって、頭痛が生じ、具合が悪くなったと訴えた。地元の環境保護部門は、黄色い雪をもたらした原因は、カザフスタン国境内のベイカンノ・ロシア宇宙センターのロケット発射時に排出された廃棄物の汚染からが起因と見ている。これに対して、ベイカンノ・ロシア宇宙センター関係者が否定した。情報筋によると、黄色い雪は1月31日より降り始め、住民たちは初めての黄色い雪に興奮し、珍しいと騒いだ。しかし、黄色い雪から腐敗臭が放った時に、住民らは慌て始めたという。中央社が伝えた。

黄色い降雪はカザフスタン国境内で、世界で最も頻繁に衛星や宇宙船ロケットを打ち上げしている発射ステーションのベイカンノ・ロシア宇宙センター付近で発生しため、さらに、オムスク州など5地区がロケット飛行航路の下方にあることから、ロケットから排出された廃棄物と黄色い降雪との関連を懸念された。

情報筋によると、地元当局は住民に対して、雪溶けの水を使用しないよう警告を行い、住民およびペットらの室外での活動を控えるよう呼びかけた。地元当局の緊急事態部門によると、約1500平方キロメートル範囲で、約2万7千人が影響を受けるという。