【大紀元日本2月2日】米国南カリフォルニア州モントリオ・パーク市の大華スーパーマーケットで、大紀元時報新聞を盗んだ2人組の泥棒は、同新聞配布担当者に現場で押さえられ、通報を受けた警察らに引き渡された。地元警察は証人の証言下で、2人を勾留し事情聴取を行い、容疑者の1人の車から大量の大紀元時報を発見した。
大紀元時報・ロサンゼルス支社の王清華・部長は「大紀元時報は真相報道の原則に従っているため、中国共産党(中共)はこれまでに絶え間なく世界各地で、ヤクザのようなやり方と暴力手段で同社に対して抑圧している」と明らかにした。王部長は今回の盗難事件も中共当局が背景にいるとみている。
大紀元時報の配布担当者によると、同スーパーマーケットへの新聞配布は、いつも午前8時頃にしているが、最近は同9~10時ころになると読者から新聞がないとクレームがあったことから、異常な事態と察し、盗難事件当日の午前中に、大紀元の専用新聞ボックスを路上駐車した車内から観察した。すると同9時頃、暫らく新聞ボックスの後ろで物売りをしていた女性は、1つのダンボールを持ってきて、周りの様子をみながら、大量の大紀元時報を2度にわたり素早くダンボールに入れ込み、その上に他の新聞紙で被せ、ダンボールを新聞ボックスの下へ押し込んだという。10分後、買い物カートを片付けるアジア系男性が、そのダンボールを引き取り、駐車場に停車しているホンダ車のトラックルームへ運んだという。
警察は男性を押さえつけた際、トランクルームを開けさせ、中から177部当日の大紀元時報を発見した。彼らは新聞ボックスから殆どの新聞を盗んだことが分かった。警察は事情調査した上、地域の検察側へ報告し、さらなる処理を行う予定でいる。情報筋によると、カリフォルニア州は昨年、無料新聞保護案が通過してから、今回の事件がその法案に関連する最初の案件になるという。
カリフォルニア州は、昨年9月11日にAB2612号法案を可決し、すなわち、無料配布新聞を25部以上盗んだ者に対して、売買のためであろうが、読者の新聞閲覧を阻止するためであろうが、250米ドル(約3万円)の罰金を科せられ、再犯の場合は500米ドル(約6万円)の罰金または10日間の禁錮若しくは、罰金と禁錮の両者に処されるのである。
王部長によると、2年前に、ロサンゼルスでも男性が大紀元時報を盗んだ事件があったとし、犯人は銃を所持していたため、警察の逮捕に抵抗した時に銃撃戦になり、まるで映画のワンシーンのようだったという。
王部長は、他の新聞配置場所からも同様なクレームがあったため、同社はそれぞれの地元警察と連携し、監督する者を派遣し、犯人が逮捕されるよう協力し、大紀元の読者の権益を守るとの意向を示した。
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