【大紀元日本12月21日】北京心理危機研究管理センターが発表した報告では、中国人に自殺を誘発する十大危険要素のトップがうつ病であるとし、農村の自殺者は都市の3倍に上ると明らかにした。
京華時報が北京心理危機研究管理センターの調査報告を引用し、大陸において、毎年28万7千人が自殺で死亡し、自殺未遂が約200万人であることを報じた。また、中国の女性自殺率は男性より25%も高いことを明らかにし、世界保健機関(WHO)の調査結果と一致したという。
世界保健機関WHOの統計によると、中国が世界で唯一、女性自殺者数が男性を上回る国であるとし、特に農村地区の女性自殺問題が深刻であると指摘した。中国では毎年約150万人の女性が自殺を図り、その内の1割りが死亡したという。また、農村地区の女性自殺率は都市の女性自殺率の3倍であるという。
北京心理危機管理および中国疾病制御センターが共同調査を行った「中国自殺現状」調査報告によると、中国人が自殺しやすい十大危険要素の内、最大の要素が「自殺する2週間前に深刻なうつ状態に陥っている」ことを指摘した。
また、自殺未遂経験者や友人、親友、血縁関係者の中に自殺行為を行ったことのある人の影響を受け、自殺を考えることもあると示唆した。
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