北朝鮮、金総書記亡き後、軍部が政権掌握か=韓国予測報告書

2006/12/21
更新: 2006/12/21

【大紀元日本12月21日】韓国国会の情報委員会は18日、政策研究機関「平和財団」に委託した予測研究報告書「北朝鮮の危機管理体制と韓国の対応策」を公開した。それによると、北朝鮮の金正日総書記が後継者を指名せずに死去した場合、軍部が政権を執る可能性が高いという。一方、金総書記が健在時にクーデターは起こらないと示唆した。中央社が伝えた。

この報告書は、政策研究機関「平和財団」に委託したもので、「この仮定の中で特に、北朝鮮労働党中央軍委会の呉克烈(オ・グンニョル)作戦部長が指揮する部隊がもっとも注意すべきである」とし、「呉委員(75)は金総書記とは幼馴染で、金総書記に完全に信頼されているとし、金総書記の側近として、最も権力を有する人物である」と示した。呉委員は他の指揮官と異なり、党政治局の干渉を受けずに、自由に部隊を指揮することができるとという。

メディア関係者の推測によると、金総書記は3人の息子の中から後継者を選定するとし、一部の関係者は、現在25歳の次男・金正哲さんが後継者になる可能性が高いとみている。

関連特集: