2006年話題の人物、「戦う首相」にカナダ・ハーパー首相=タイム誌

2006/12/20
更新: 2006/12/20

【大紀元日本12月20日】タイム誌カナダ版最新号は、カナダ首相スティーブン・ハーパー氏を2006年度の話題の人物として選び、「戦う首相」(A Warrior In Power)と賞賛した。

個人の「あなた」を今年の人物にした同誌は、そのカナダ版増大号で、今年初めに首相に当選したカナダ保守党のハーパー首相を2006年度の話題の人物として選んだ。

「当初に空論家の舞台裏の戦術家と言われた政府関係の経験がないハーバー氏は、実は政権戦士としてて現れた」と同誌は紹介。1年も経たない内、ハーパー首相は思い切った改革を進め、政治実績を作ったことで人々を驚かせたと首相の勇気を賞賛した。

「これまでのやり方を踏襲せず、ハーパー首相はカナダを大胆且つ安易でない政治改革の道に導いた」と同誌がコメントした。

同首相は今年就任した後、10億カナダドルの連邦財政削減の英断を下し、連邦政府の行政改革を断行、ケベック州をカナダ連邦内の1つの「国家」として認めるなど、一連の大胆な改革措置を取った。特に、外交上ではこれまでの与党の融和的な対中国政策を転換し、中国の人権問題を正面から非難した。

同首相はさらに、政権交代に係わったロビイストの活動を制限する法律改正、アフガニスタンにおける軍事行動および米・カナダ間の木材関税紛争においても大なたを振るった。タイム誌は、首相が次期選挙で多数の支持を獲得すれば、ピエール・トゥルディオ首相以来、もっとも画期的な意義を持つ首相になると評した。