【大紀元日本10月29日】中国江西省南昌市では、頻発する学生抗議デモの再発を予防するために、大量の機動警察隊が南昌市各大学・専門学校へ派遣され、ものものしい警備となった。一方、財経大学の自修生および専修生は抗議デモを計画中であるという。ラジオ自由アジア(RFA)の李建軍記者が報じた。
江西省南昌市で10月21日と24日、贛江(カン・ジャン)職業技術学院と江西服装学院において、学生暴動が相次いで発生した。両校の生徒らは学校側が募集の際に「大専」(大学と同程度の学歴)と同等であるとしたことに対して、生徒らは卒業時に発行される卒業証書は実際、高校卒業程度の「中専」であることに憤りを覚え、学校に対して説明を求めるための抗議デモを起したという。
江西服装学院の学生が取材に対して、百人以上の機動警察がキャンパス内で警備をしているという。また、同校の学生代表は積極的に日曜日(29日)に計画されているデモに参加するように呼びかけているという。日曜日のデモには、各校から少なくても数百人が参加することに決定したという。
一方、江西財経大学でも学歴資格詐欺騒動で25日にキャンパス内で小規模のデモが行われた。学生の話によると、学校側はこのことに対しての処理がいい加減だったため、生徒の怒りで教室が爆破されそうになったという。現在、寮生は外出禁止とされており、キャンパス内に多くの機動警察および警察犬がパトロールし、警備を強化されているという。
同様な学歴資格問題を抱えている南昌市の各私立および公立大学の学生は、29日に南昌市中心の八一広場で行われる予定のデモに参加する可能性が高いとみられる。