米通商代表部(USTR)のシュワブ代表は12日、米中関係全国委員会(NCUSCR)で講演し、今年の中国の過剰な鉄鋼生産を懸念していると述べ、鉄鋼問題が米中間の貿易問題になり得る分野であることを示唆した。
同代表は、中国が2006年に日本や米国の年間生産量を上回る1億1700万トンの鉄鋼を過剰生産する見通しを明らかにした中国政府の統計について触れ、「言うまでもなく、影響が出てくる可能性が強い。中国の利益とはならない」と述べた。