【大紀元日本9月25日】広東省汕尾市が発電所建設用地として土地や養殖池の強制収用したこと抗議した住民たちが当局に射殺された事件が発生して、すでに10ヶ月が過ぎた。現在、地域住民の生活はいまだ改善していないという。数千人の村民は9月20日午前、東洲仏爺公に集まり、当局に対して農地の返還、苦しい生活の改善を求めた。これに対し、汕尾市紅海湾公安局は、数百人の公安および汕尾市武装警察によるものものしい警備で対応し、集会場所へ通じる各通路を塞ぎ、集会の阻止を図った。
住民の情報によると、9月上旬、東洲村で1万人以上の人が参加した農民大会が開かれた。会場では、政府当局に対して、村民たちの生活改善を求める提案があがったという。9月19日、当局より農地が占用された村民の登録を行う通知を受けた。しかし、町の事務所で1日待ち続けた村民たちに対し東洲の鎮長・黄金鏈氏の「そんな通知は出していない」との回答に落胆し、憤りを覚えたという。
20日、農地の返還および生活の改善、また、昨年の12月に起きた射殺事件の原因究明を求めるために、数千人の村民が東洲仏爺公に集まった。村民たちは「汚職腐敗反対」の横断幕を掲げ、火力発電所までスローガンを叫びながら行進したという。これに対し、当局は、数百人の公安および武装警察を派遣し、発電所の入り口を厳重に警戒したという。
村民によると、地元政府当局は外界に対して、東洲の農地問題は95%が解決され、村民たちは非常に良い生活をしているとの発表をしている。これに怒りを抑えられなかった村民たちは一団となって集会に参加したという。
情報筋によると、過去10ヶ月間、地元政府当局は東洲村民たちに対して、関心を寄せることもなく、生活の改善も図らなかったという。十数戸の村民は家族や親族を失い、または逮捕されたため、生活困難に陥っており、子供は学校へ行くお金もなく、病気になっても病院へいくこともできないという。多くの家庭では、幼い子供連れで物乞いをせざるを得ない妻たちが多くみられるという。しかし、当局は彼女たちに対して「社会秩序を乱す」として、物乞いを禁止したという。
情報筋によると、村民たちの電話は未だに当局に盗聴されており、当局は強制的手段を用いて、村民たちが外部に救援の呼びかけができないようにしてい
火力発電所入り口(大紀元)
東洲仏爺公の集会(大紀元)
紅海湾公安および汕尾市武装警察(大紀元)
行進中の村民(大紀元)
るという。
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