【大紀元日本9月11日】9月8日早朝、フィンランドの法輪大法学会代表ハヌ・ジャフリン氏は、薄氏が中国で法輪功の弾圧に直接に関与したことから、学会側は同氏に対してフィンランドの刑法に則り、拷問罪で提訴するとし、フィンランド政府に対して同氏の入国を拒否するよう求めた書簡を総理府に対して提出した。
薄氏は2001年2月から2004年2月まで、中国遼寧省省長の在職中に、遼寧省を法輪功に対する迫害がもっとも深刻な地区にした。同氏は全省における刑務所の改造に10億元(約140億円)を投入したという。残酷で悪名高い馬三家強制労働収容所だけでも5億元(約70億円)以上を投入したという。同氏が法輪功の弾圧に大々的に行った犯罪に対して、すでに米国、英国、ドイツ、アイルランド、ロシア、オーストラリア、韓国、スペイン等十数カ国にて提訴されている。
ジャフリン氏は、「薄氏のように多くの人々を迫害した者が、他国の土地で自由気ままに振舞うことは受け入れられない」と語った。法輪功の迫害に関与した中国高官がフィンランドで提訴されたのは、3年前の羅幹が最初で、薄氏が2人目である。
2006年下半期の欧州連合議長国を務めるフィンランドは、9月9日午後、ヘルシンキにて中・欧会議を開催する。欧州連合よりフィンランド首相バンハネン氏および外相、欧州委員会委員長のバソロ氏、外交委員のファライロ・ワルドナ氏、欧州高級外交安全部門のソラナ氏が参加する。中国側は、温家宝首相、李肇星外相、薄熙来商務相等が出席する。
また、9月10日および11日は、温首相が率いる代表団はヘルシンキで開かれる第6回アジア・欧州会議に参加する。
会議情報センターによると、今回の会議は主に貿易政策、環境気候変化等国際性および地域性の問題を討論し、また、中国の人権問題、市場経済、エネルギー等の話題も議論される予定。9月5日、3人の欧州議会議員が欧州連合委員会外交委員ファライロ・ワルドナ氏に宛てた連名した書簡で、中・欧会議にて、中共代表団に対して生きた法輪功学習者より臓器摘出したと指摘されたことを確認するよう求めたという。
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