【大紀元日本8月14日】現在、重慶では深刻な干魃に見舞われている。中国気象局は10日、干害防止担当者らを派遣して、緊急で重慶の気象局と合同で潼南、璧山などの被害地へ向かい、干魃の実地調査を行った。担当者らは12日に北京に戻る予定である。重慶の旱魃と被害情況の程度についての分析評価を行い、最新の干魃状況は中央に報告される。
重慶市の洪水防止指揮部の最新統計によると、市中39箇所がある程度干害を受け、大渡口、開県、云陽などの16箇所は極めて深刻な旱魃に見舞われ、他の11箇所も大きい被害を受けている。480数万人は飲料水を供給することが困難となっている。中小の河川の半分近くで渇水現象が現れたという。
潼南は高温が続く
国家気候センター主任・董文傑氏は、現在、潼南県の干害防止は依然として厳しいと指摘している。気象部門はさらに有効な気象予報のサービスの提供をし、先端の科学技術で旱魃を制御し、最大限度で災害のもたらす損失を減らすようと述べている。
現在までの統計によると、潼南の22箇所の郷、鎮のオフィス、283箇所の村、2068箇所の社は深刻な干害を受けており、8・25万戸の農家、31・35万数人に波及した。直接の損害は1・5億中国元に近いと推定されている。被害が酷い所は五桂、卧佛、新勝、花岩、別口、米心、古溪の8つの郷・鎮である。最新の気象データによると、潼南県が依然として晴れ、17日くらいまで高温の天気が続くと予想される。本日(12日)の最高気温は38―39℃に達し、一部の地域は40℃を超えるという。
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