中国、絶滅寸前の野生動物の狩猟権が競売にかけられる

2006/08/11
更新: 2006/08/11

【大紀元日本8月11日】中共政権は外国人向けに、野生動物を狩猟する「権利」をオークションにかけようとしている。絶滅寸前の野生動物も含まれているという。BBCが報じた。

狩猟の権利を買い取った外国人は、中国西部の五つの省で、野生のヤク、アルガリヒツジとその他の野生動物などを狩りすることが出来る。

中共政権の機関紙「北京青年報」の報道によると、狩猟権の値段は、動物の種類やその希少価値によって決まる。例えば、野生のオオカミ一匹につき200ドル、野生のヤク一頭につき4万ドル。アルガリヒツジ一頭につき1万ドル、アオヒツジ一頭につき2500ドル。

(狩猟権が競売にかけられた野生動物の)一部は、中共の国家保護動物。狩猟できる五つの省は、青海省、陝西省、甘粛省、寧夏自治区と新疆ウィグル自治区。

オークションは8月12日に中国で開かれる予定。中共の関連政府部門はオークションで得た金は、野生動物保護のためにに使うとしているが、野生動物の狩猟を許可するのは、希少動物の絶滅を加速すると疑問視する声も上がっている。