【大紀元日本8月4日】豪州ブリスベン市・連邦裁判所の職員男女2人に対して、殺害すると恐喝した日本人女性・小川恵(39)容疑者は7月31日、シドニーで逮捕された。小川容疑者は、ニューサウスウェールズ州からクイーンズランド州へ引き渡され、裁判にかけられる予定。
豪州通信社(AAP)によると、小川容疑者は博士号コースを勉学している学生で、1999年に豪州に留学して現在に至っているという。連邦警察は同容疑者に対して、逮捕状およびブリスベン市へ送還する法廷の公文を所持しているという。連邦警察側によると、同容疑者は、5月中に連邦裁判所の職員に対して150回の恐喝電話をしたという。
7月31日に一時的在住ビザを取得した同容疑者は、ビラウッド(Villawood)難民留置センターから解放された。同容疑者はその1週間前に難民申請を行ったため、当局は同容疑者を日本への強制送還を延期し、実行期日について、8月3日に決定するという。また、裁判所が所有する同容疑者の住所がクイーンズランド大学であるため、同容疑者はクイーンズランド州へ引き渡され、正式に法的手続きが行われると見られる。
同容疑者は5月より約2ヶ月間にわたり、ビラウッド難民留置センターに勾留されていたという。当時、同容疑者は入学問題でメルボルン大学との間にもめ事があった。さらにその後、同容疑者の学生証は取り上げられたという。
一方、日本国内のブログでは、海外の移民局等の電話応対システムは、ブッシュ回線の番号案内が延々と続き、インフォメーションのアナウンスの英語がものすごく早く、聞き取りにくいため、一度ではとても聞き取れないことから、同容疑者が150回以上、連邦裁判所に電話をかけたこともあり得るとの見方もあった。
ブログの情報によると、同容疑者は9月の初公判まで、自宅のアパートにいるようだという。