【大紀元日本7月13日】中国人学生の近視率は上昇しており、目下世界第二位となった。毎年近視患者3000万人以上が増加し、中国全土では近視患者の数が4億人に上るという。しかし、そのうち近視治療を受けているのは200万人にも満たない、総患者数の1%未満である。中央社が伝えた。
「第5回眼科臨床新技術展示会」で専門家は8日、2002年に中国全土で小中学生などの視力検査を行った結果、小学生の近視率は26.96%、中学生では53.43%、高校生では72%であったと説明した。
北京医科大学児童青少年衛生研究所の最近の調査によると、中国人学生の近視罹患率は、1998年の世界第四位から世界第二位となり、日本に次ぐという。
専門家の分析によると、中国人学生の近視率は、年齢が増すごとに高くなり、都市部の方が農村部より高く、女子の方が男子より高い。また、大都市の方が中小都市より高く、進学校のほうがより高く、ここ10年では、中小都市で特に高くなっている。原因は、教育熱の高まり、受験戦争の圧力、視力に対する健康管理の欠如だという。
専門家の指摘によると、目下レーザー治療が有望であるが、中国全土でもこの治療ができる病院は、全体の5%にしかすぎず、千ヶ所にも満たないという。
北京大学眼科センターなど、全国から集まった眼科専門医たち100人は、米国のレーザー治療医療機器メーカーが主催した北京での展示会に出席、「中国におけるレーザー治療の医療水準」などの議題で二日間の討論を行った。