RBSとNTCリサーチがまとめた6月のユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は、6年ぶりの高水準を記録し、ピークが近いとの見方も出ている。一方で、インフレ圧力を背景に金利上昇ペースが速まる可能性にも注目される。
サービス部門PMIは60.7と、2000年6月以来の高水準をつけた。前月の58.7を上回ったほか、見通しの59.0も上回った。
一方、企業の値上げペースも2000年11月以来の高水準であることが分かった。価格指数は54.7と、前月の54.5から上昇した。
NTCリサーチのチーフエコノミスト、ウィリアムソン氏は、サッカーのワールドカップが終了すればサービス部門はやや減速する可能性がある、と指摘。また、物価上昇圧力を受け、欧州中央銀行(ECB)が8月末までに0.5%ポイント利上げすることが正当化される、とも述べた。
[ロンドン 5日 ロイター]
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