サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会の準決勝に出場する4チームとのスポンサー契約数で、独アディダスがスポーツ用品メーカーのトップに立った。
アディダスがスポンサー契約を結ぶのは、4強のうちドイツとフランスの2チーム。ライバルの独プーマはイタリア、米ナイキはポルトガルとそれぞれ契約している。
ナイキは、W杯で過去5回優勝しているブラジルとも契約しているが、同国は準々決勝でフランスに0─1で敗退。
英アンブロは、準々決勝でポルトガルに敗れたイングランドと契約している。
大手スポーツ用品メーカーは、ジャージやシューズなど関連商品の売り上げ増加や、ブランド力の強化を見込み、スポンサー契約に巨額の資金をつぎ込む。契約したチームが長く勝ち残っていればいるほど、メーカーのロゴマークがファンの目に触れる機会が増え、購買意欲に結びつく可能性が高くなる。2002年の日韓W杯では、ナイキが契約するブラジルが優勝した後、ブラジルユニフォームの売り上げが爆発的に伸びた。
[フランクフルト 3日 ロイター]