バングラデシュ首都、14政党連盟デモ、衝突で2死200負傷

2006/07/03
更新: 2006/07/03

【大紀元日本7月3日】バングラデシュの首都ダッカで2日、来年1月に行われる全国総選挙が公正に行われるように、政府当局に対して選挙制度の改革を求め、14政党からなるアワミ連盟(AL)による大型デモが行われ、警官隊と衝突した。少なくても警官1人、デモ参加者1人が死亡、200人近い負傷者が出ている模様。

情報筋によると、デモ参加者および支持者らは棍棒を振り回し、警官に向かって石投げした。これに対して、当局は警棒、ゴム弾射撃および催涙ガスで群集と対抗したという。

数百人の反体制派および支持者らは、首都ダッカ等地区で道路を封鎖し、全国の交通機関に対して中止を呼び掛けたため、各地で衝突が相次いで起きたという。当局は首都へ8000人の警官をさらに派遣し、警戒を強めた。

今回のデモは、シエハ・ハシナ前首相が14の政党を率い、選挙制度の改革および与党のバングラデシュ民族主義党(BNP)寄りの選挙管理委員会アチズ委員長の辞任を求めると共に、選挙を監督する代理人の選出について意見を発表した。

関連特集: