【大紀元日本6月24日】専門家の指摘によると、中国の人口は2030年をピークに15億人に達し、その後は漸次減少、男性が多く女性が少ない局面は、変化せず持続するという。
英文「チャイナ・デイリー」紙によると、中国新生児の男女比率は、82年に女児100に対し男児109、90年に女児100に対し男児111であったものが、将来的には女児100に対し男児119に拡大する見込み。国際間で確認されている正常な新生児の出生比率は、女児100に対し男児が100-107であるため、「憂慮すべき事態」になるという。
現在の中国では、胎児の性別診断と闇堕胎は非合法であるが横行しており、新生児の男女比が崩れつつある。全人代常務委員会は、現状を打開するため、2005年と2006年4月に、胎児の性別診断と闇堕胎への罰則強化を提言しているが、はかばかしい効果は見られない。
国家人口政策委員会のチャン・ファン氏によると、中国の出生ブームは第四次に入ろうとしており、過去の三回は、1949年、1962年、1987年だったという。統計によると、中国人口は2005年に760万人増加し、総人口は13億700万人に到達、2030年にピークを迎え15億人となり、その後漸次減少する。中国政府の報告によると、来るべき30年には、中国は世界最大の労働人口を有する国になるという。
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