【大紀元日本6月23日】中国公安部の違法薬物捜査部局は22日、1年間の麻薬撲滅運動を2006年4月に終息、中国国内での麻薬蔓延をある程度制限し、特に「黄金の三角地帯」からのヘロイン流入を水際で食い止めたが、アフガニスタンなどからの麻薬密輸は増加したと表明した。
VOAによると、中国国家違法薬物禁止委員会の陳存儀・副秘書長は、国務院・新聞辦公室(マスコミ対策室)の記者会見で、「2005年、中国公安当局は、麻薬密売者46000人を逮捕し、ヘロイン6・9トンを押収、そのため、闇市場の麻薬価格が30%~35%上昇した」と述べた。
中国国家違法薬物禁止委員会の統計によると、2005年末まで、中国国内の麻薬常習者は78・5万人であり、その内69%の約50万人が35歳未満で、多くは「独身の単身生活者」であるという。統計によると、麻薬常習者のうち、農民が30%、失業などで将来に失望した者などが52%を占めていた。