【大紀元日本6月23日】米連邦裁判所コロンビア地区法廷は6月21日、これまで中共・胡錦濤総書記に対する騒乱の罪で訴えられた大紀元時報の王文怡記者に対する起訴を取り下げた。
4月20日、ホワイトハウスで胡錦濤・中共総書記の歓迎式典で、大紀元時報の王文怡記者が、胡総書記およびブッシュ大統領に対して、中共当局が法輪功学習者を迫害、また、生きている学習者たちから器官を摘出する虐殺行為を止めるよう、大声で求めた場面があった。検察側はその後、王記者を、国家指導者を騒乱する罪で起訴した。
同件の審議は3度にわたり延期された末、6月21日、検察側および被告側が「証拠不足」の理由に意見が一致した。法廷側は、2007年4月20日までに、同様な行動を起こさない条件付で、王記者に対する起訴を取り下げた。
これに対して、王記者は、「米国政府の決定は賢明である。自分は最初から訴訟を恐れていなかった。なぜなら、同訴訟によって、米国および中国人民は、これまで法輪功学習者が如何に迫害されたかを知ることができるからだ。米中の人々に、中共と経済的付き合いをする以上に、人権問題を着実に解決しなければならない。法輪功学習者が受けている迫害に関心を寄せ、国際社会、国際メディアおよび各国政府が行動を起こしたときこそ、暴行を制止することができる」と述べた。
王記者は、米政府の今回の決定の背後には道義上の理由もあるとみている。王記者は、米国社会第一憲法修正案では、人民の言論の自由、信仰の自由、表現の自由を保証しなければならないと定められていることに言及し、そのことで、米国は中国を含む全体主義国家と根本的に違っていると強調した。
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