【大紀元日本6月20日】博訊ネットによると、中国河南省鄭州市で16日、鄭州大学の卒業証書が得られるとして学生募集した昇達経貿管理学院の学生らは、学校側が約束を履行しなかったとして抗議、校舎や宿舎などを破壊する暴動に発展したという。中国の教育部(日本の文科省にあたる)は、2003年4月に国立大学の付属学校の卒業証書には、国立大学の名称を付記することを禁止する通達をだしており、昨年12月にも遼寧省大連市で東北大学と東軟集団が共同で設立した東軟情報技術学院の学生が同様の件で騒乱事件を起こしている。
以下は、博訊記者が国内BBS資料より編集したものである。
6月17日 V-Link発言
昇達経貿管理学院における暴動の最新の状況として、現在、大部分の学生が外出し、商店街に沿ってデモを行っており、食堂は全て破壊されており、図書館も破壊されたという。全ての宿舎の入り口及び鉄柵も全て破壊されている、宿舎の建物の窓、消火器は全て投棄されていた。
昨日の夜から今日の早朝にかけて、学校の卒業証書における詐欺めため、全校生徒、とりわけ卒業生が、長期に渡って蓄積させてきた怒りを爆発させた。激高した学生は、先ず、宿舎楼の寝室から雑多なものを投げ捨て、怒りを露にした。その後まもなく、魔法瓶、酒瓶が、雨の様に宿舎の中庭に降り注いだ。そして、宿舎楼のあちこちで破壊音が発生して暴動は高潮化し、群衆の叫び声、ラッバ、爆竹、銅鑼の音に併せ、消火栓、消火器、テレビ、洗濯機、窓ガラス等が相次いで投げ落とされた。場面は非常に壮観で、階下は雑然とし、あちこちに硝煙が起こっていた。この騒ぎは、2時間近く続いた。
・・・
早朝一時後、私はクラスメートとドアを壊して外に出て、宿舎楼の近くで、規模の大きなデモを行った。
数千人の隊列が街にあふれ出した。街を歩く毎に街を破壊した。街灯、電話ボックス、銀行、スーパーマーケット…行くところ、小さな草さえ残らない位である。スーパーマーケットと電気店は、興奮した一部の学生によって根こそぎ掠奪された。
デモ隊は、学校周りを行進し、路上において、女子学生を含む、各宿舎の学生が合流した。道沿いの食堂、図書館もまた、滅茶苦茶に破壊された。学校を一周した後、デモ隊は空前の規模となり、スローガンを大声で叫びながら行政楼(オフィス)の前に行き、デモを行った。
消防、警察が何度も出動したが、無数の投石になすすべがなく引っ込んで逃げるしかなかった。学校の門は倒され、創始者の像は焼き払われ、入り口にあった数台の自動車は横転・破壊され、一万人もの人が、旗竿に押し寄せて叫び、歓声を上げ、意気盛んであった。時間が午前3時に近づくと、デモは終結を宣言し、学生たちは続々と宿舎に戻っていった。
(以下は、BBSに書いた本人が携帯電話で撮影した現場の写
真)
追伸:卒業証書の詐欺問題とは次の通りである。私たちの入学時の契約には、卒業時に公布されるのは、正規の鄭州大学の卒業証書で、はっきりと鄭州大学の文字が記載され、鄭州大学の印鑑があるということであった。しかし、実際のところ、02年の本科生及び03年の専科生の卒業証書には、昇達経貿管理学院の文字が単独で記載されていただけであり、末尾に、鄭州大学の文字が非常に小さく記載されているだけであった。
河南省昇達経貿管理学院からの信頼できる内部情報
6月15日、昇達経貿管理学院は、04、03年の卒業生に対しては、鄭州大学の卒業証書を与えず、昇達経貿管理学院の卒業証書に改めることを発表したが、これが、昨日夜における、数千人の暴動の直接的な原因であった。学生は、行政楼前で座り込んで抗議し、パトカーを破壊した。鄭州機動隊の車が到着したとき、状況はわずかに好転したが、学校の行政楼は破壊され、ガラスを用いた部分は全て破壊されたが、これは、試験を集団ボイコットすることを狙ったものであったという。
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