【大紀元日本6月19日】米航空宇宙局(NASA)は17日、スペースシャトル「ディスカバリー」は、7月1日午後3時48分(日本時間、7月2日午前4時48分)に打ち上げる予定を明らかにした。
昨年7月に打ち上げた「ディスカバリー」の船外活動では、宇宙飛行士が宇宙でスペーシャトルの修理試験や、国際宇宙ステーションのメンテナンスのほか、スペースシャトル底面の耐熱タイルの間から飛び出していた充填材の除去も行われた。
BBCによると、NASA航空技術者は、「ディスカバリー」の外部燃料タンクの断熱材落下問題は完璧に解決できていないことを認めたが、タンク改造をすでに済ませたという。また、断熱材の落下問題で打ち上げの先送りを主張する反対意見に対して、NASAのグリフィン局長は、落下の危険性が緩和され、改善されたことで、打ち上げを決定した。
NASAによると、7月1日から19日の間、いずれの条件もスペースシャトルの打ち上げに適しているが、早い段階で打ち上げを行う方針であるという。
今回の打ち上げは、国際宇宙ステーション(ISS)建設のために、新しい設備、補給および新しい宇宙飛行士、欧州航空宇宙局のトマス・リタ氏を送り込むことになっている。