【大紀元日本6月17日】12日午前11時30分頃、中国福建省の福州義序空軍基地で飛行訓練中のJ7E型戦闘機が、日米合弁の民間工場へ墜落する事故が発生した。墜落した機体は炎上し、パイロットは緊急脱出したが、同工場の正門警備員1人が死亡、通行者1人が行方不明となった。BBCが伝えた。
中共メディアは同事故の報道はしなかったが、義序空軍基地から5km離れた城門鎮警察当局が消息を確認、「墜落したものは軍用機であり、軍隊の問題に属し、我々は何のコメントもできない」と語った。
事故後、福州駐留の人民解放軍は、事故現場を封鎖、墜落原因は不明だという。一方、市政府のスポークスマンは、墜落事故発生の事実は認めていないという。
ここ2ヶ月間に3件もの墜落事故が発生し、今回の事故はここ2週間の内で2件目の軍用機墜落事故となった。
4日に安徽省で起きた軍用機墜落事故では、航空電子技術者35人が死亡した。専門家らは、北京当局が最新鋭ハイテク機を独自開発しようとしたが、同事故によって再び挫折、解放軍戦力の軍事現代化にとって障害になったと分析した。同事故は、中共空軍史上最悪の事故の1つであるという。
米国防省の専門家は、北京当局の一連の国防努力は、早期警戒機の開発、遠距離ミサイルの発射能力を強化する(戦略的な)もので、台湾海峡問題に関し米国側を挑発するものとの認識を示した。