【大紀元日本6月12日】
香港株式市場金曜戻し 週を通じて284ポイント下げ
香港株式市場金曜は連続上昇で15,600を超え最大で190ポイント上げた。ブルーチップ銘柄は全般に上げ、キャセイによる122億香港ドルに及ぶドラゴンエア買収と国航持分上昇でキャセイがその中でも目立ち最高で14.25、終値13.95となり6.95%の上げ。ハンセン指数金曜は終値15,628.69上げ178.58あるいは1.16%値動き15,405.79-15,640.31出来高333億香港ドル週を通じての下げ284ポイント
キャセイ株持合で大陸市場拡大へ
キャセイ航空(0293)はドラゴンエア買収を発表。キャセイは82.2億香港ドルドラゴンエアの株を購入。同時にキャセイは40.7億香港ドル相当の中国国航(0753)の株取得を発表した。これにより持ち株比率は10%増加して20%となる。中国国航も53.9億香港ドルを投じてキャセイの10.16%の株を取得すると言う。この戦略的な株持合とドラゴンエアの子会社化に基づいて国航とキャセイは大陸市場での旅客、貨物および香港と大陸主要都市を結ぶ路線の共同運航などの協議に入った。
キャセイの買収は航空券価格を下げる効果
中文大学航空政策研究センタ副主任羅祥国はキャセイのドラゴンエア買収による効果として価格を10-15%引き下げる余地が出来るとした。買収によって香港での地歩を固めるとともに貨物取り扱い、旅客乗り継ぎなどの利便向上とともに経営効率の向上によって長期発展への基盤が固まったと言う。