米軍は9日、7日に米・イラク軍の空爆で死亡したイラクのアルカイダ指導者ザルカウィ容疑者について、即死ではなかったことを明らかにした。
この空爆では米軍機が2発の爆弾を投下した。
イラク駐留米軍のコールドウェル広報官は、テレビ電話を通じた記者会見で「ザルカウィ容疑者は空爆後も生き延びていた」と述べた。
同広報官は、まずイラク軍が現場に入り同容疑者を担架に乗せ、その後米軍が身体的な特徴から本人と確認したと説明。「ザルカウィ容疑者は担架から逃げ出そうとしたが、すぐに押さえつけられ、その後間もなく空爆によるけがのため死亡した」と述べた。
また、同容疑者が死亡前に「わずかにつぶやいたが、内容は聞き取れず、ごく短いものだった」とも述べた。(ロイター9日=バグダッド)