【ロイター6月1日=上海】高度成長が続く中国・上海では、学生が試験期間であることに配慮し、今後18日間は夜間の建設工事を禁止することになった。地元紙が5月31日伝えた。
報道によると、6月7─9日と6月17日─18日の試験当日は、試験会場から100メートル以内の建設工事をすべて停止する。
もともと日没後には工事を停止することになっているが、通常、市内の多くの現場で24時間体制で工事が行われている。トラックは夜通し轟音(ごうおん)をたて、一日中、使用されている削岩機は住民の眠りを妨げている。
しかし建設会社の多くは、可能な限り短期間に上海を世界的商業都市にしようとしている当局と密接な関係にあるため、今回の(工事一時停止の)規則も、実効性は疑問視されている。
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