【大紀元日本5月31日】日本経済産業省は5月30日、4月の鉱工業生産指数(2000年=100、季節調整済み)を公表した。前月比1・5%増の105・3となり、2か月連続のプラスで、過去最高を更新した。
同省の公表によると、生産の上昇に寄与した業種は、一般機械工業(液晶テレビやパソコンの画面などに利用するフラットパネル・ディスプレーの製造装置のアジア向けの輸出が好調)、輸送機械工業(乗用車の北米向け輸出が伸びている)、金属製品工業(ビル用アルミサッシや橋など金属製品の生産が好調)等であった。 品目別にみると、半導体製造装置、普通乗用車、ミッドレンジコンピュータの順に上昇に寄与している。
また、製造工業生産予測調査によると、5月、6月の生産をそれぞれ0・2%と1・3%の上昇と予測している。
4月の出荷指数は2・6%上昇の109・3となり、2か月連続のプラスで、最高値を更新した。在庫指数は0・1%を低下し、94・9で6か月ぶりのマイナスだった。
経産省は「緩やかな上昇傾向」という業況判断は据え置いた。
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