【ロイター東京5月23日】小泉首相は、経済同友会の北城代表幹事が記者会見であらためて首相の靖国参拝を自粛するよう求めたことについて、「様々な意見があるからいいのではないか。(国内外に)理解している人もいるし、していない人もいる」と述べた。また、同代表幹事の発言は首相の立場を理解したうえでの発言だ、と指摘した。官邸内で記者団に語った。
北城代表幹事は23日の定例記者会見で「日中の良好な関係のため、首相の靖国参拝を控えてもらった方がいいと思う」と語った。また、小泉首相の靖国神社参拝自粛を求めた経済同友会の提言をめぐり、北城代表幹事が首相に謝罪したと報道されたことについては「会食の席で、お騒がせしていますと一言いっただけ」と報道を否定。「(経済同友会がまとめた提言の)方針を変えたわけではない」と述べた。
また、24日に衆院特別委員会で審議入りする教育基本法改正案について「(与野党で)対立する法案ではない」とし「慎重に議論すれば会期内成立すると思う」との考えを述べた。
国会筋によると、衆院教育基本法特別委員会は23日午後の理事懇談会で、24日午前に審議入りすることを決めた。
同日の審議には小泉首相が出席する予定。その後は25日に理事懇談会を開き、詳細を決める。現時点では、26日は午
前9時から7時間の予定で質疑が行われる見通し。
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