【大紀元日本5月15日】中国・長江中流の重慶直轄市から湖北省宣昌市一帯に建設中の三峡ダムが予定より9ヶ月早く、5月20日に全工程が落成する。しかし、発電機26基の試運転調整にさらに2年間かかるため、全面運転は2009年からになるという。
調べによると、三峡ダムは、全長2300m超、総貯水量393億㎥、年間総発電量846億8000万kW、総工費は22億米ドルで、1994年12月14日着工、世界最大規模のダムとして知られる。三峡ダムは全工程落成の2年前、既に洪水予防工事が完成したという。
三峡ダムの工事については、長年に渡り環境破壊や百万人規模の地区住民の強制移転問題などがあり、根強い反対があった。三峡ダムの構想は、すでに孫文が「建国方策」で言及しており、現代においては、発電技師出身の胡錦涛総書記や李鵬元全人代常務委員長の後援があったとされる。