【大紀元日本5月14日】ボクシング元ヘビー級チャンピオンのフロイド・パターソン氏が11日、アルツハイマー病と前立腺がんを患いニューヨーク州の自宅で療養中亡くなった。享年71歳。
パターソン氏は、1952年のローマ五輪でボクシング・ミドル級の金メダルを獲得、1956年21歳の時にプロに転向し、当時チャンピオンのアーチー・ムーア氏を5回KOし、史上最年少の王者となった。
パターソン氏は1959年、スウェーデンのインゲマル・ヨハンソン氏に破れタイトルを喪失、翌年のリターンマッチで雪辱しタイトルを奪還した。1962年、ソニー・リストン氏とのタイトル戦に破れ、しばらくリングを離れたが、1963年のリストン氏との雪辱戦に再び敗北した。
その後、モハメッド・アリ氏、ジミー・エリス氏らと名勝負を繰り広げたが、1972年に引退、通産戦績は55勝8敗、1分け、40KO。1991年には、ボクシング殿堂入りした。