北京市豊台区林業局の副局長 別荘内で惨死

2006/04/29
更新: 2006/04/29

【大紀元日本4月29日】北京のメディア27日の報道によると、26日午前7時ごろ、北京市朝陽区黒庄戸郷東旭花園3区3073号別荘内で、男女二人が体中を十数ヶ所切られて死亡しているのが発見された。調べによると、亡くなったのは豊台区林業局の副局長・黄朝明さんとその妻・薛飛さん。

北京市朝陽区黒庄戸郷東旭花園3区3073号別荘は、東旭花園団地の東の方に1列に並べられた別荘の中に位置、2階建て、面積は約200平方メートル、外側には2メートル高さの塀がある。夫婦は、二人とも3、40代の北京出身。

近所の劉さんは「午前7時過ぎに、パトロール・カーがたくさん警笛を流しながら団地に入ってきた。黄さんは数日も出社されず、会社の人が彼に電話をかけても出る人がなく、妻の父親に連絡し、明け方に急いで来て見たら、二人は死んでいた」と語った。

この別荘は最近3日間ずっと明かりがついていた。1週間前、同局長の別荘で飼っていた犬が毒殺され、妻のベンツ車のタイヤを刺され、穴をあけられていた。

黄さんの岳父は「二人とも体中刃物の傷跡だらけで、娘婿はさらに悲惨、下半身は突き刺されてぼろぼろになった、下半身の器官も切り取られてなくなった」と語り、「寝室内には戦った痕跡もなく、家のものは動かれてないことより、金目当てで無いと思われる」と述べた。

現場の調査により、何か盗まれた痕跡もあまりなく、庭を警備する犬2匹が毒殺されたことが判明。

隣近所は黄氏に不動産が多くあると称する。

黄朝明氏の親戚・張華氏の紹介によると、黄氏は豊台区林業局の副局長、妻は会社を経営していた。黄氏夫婦は今の別荘に少なくとも5、6年間住んだ。以前、夫妻は白いジェッタ1台とパサート1台を所有。今年、ベンツを1台購入、ジェッタは売却。ベンツは薛氏が運転、パサートは黄氏が運転した。大体1ヶ月前に、ベンツのタイヤは人に刺された。

先週水曜日に張華氏が妻に会ったとき、妻は別荘の犬が毒殺されたと発言。

豊台区林業局の従業員は、黄朝明氏は当局指導者組7人の一人と証言。エン氏によると、黄朝明と薛飛はそもそもご夫婦で、結婚してすでに10年くらい経ち、まだ子供はない。

記者は黄氏の自宅の車庫でメタリック・グレーのベンツ1台と黒色のパサート1台を目にした。記者が事後に2台の車の写真を持って専門家に尋ねたところ、2台の車の価格は200万元(日本円2千8百万相同)近いと判定。

近所の話しによると、妻のほうはメタリック・グレーのベンツを、夫は黒色のパサートを所有。妻には北京の通県に不動産物件が四つ、妻だけでも個人資産はすでに4000万元(日本円5億6千万相同)あるという。

家族は犯罪者は黄家の状況に対して比較的に熟知と推測している。妻の父親によると、庭の表門はしっかりと閉められていて、2階の今までずっと部屋の中からロックしていたベランダのドアが開かれていることより、犯罪者は玄関から黄家に入り、先ず犬を毒殺した後、部屋に入って、凶行を働き、また次にベランダから壁を乗り越えて現場から逃げたと思われる。

調べて確認したところ、黄氏は豊台区林業局の副局長、行政法律執行を担当。現在、朝陽の警官は本事件ついて調査中。

黄氏夫婦の死亡事件が報道された後、インターネットでも話題になっている。ネット上の掲示板での書き込みは、被害者に対する同情はほとんどなく、黄氏夫婦の不幸を喜ぶと黄氏夫婦の財産を疑う声が多い。次は、掲示板での書き込みからのいくつの例。

*死んで当然だ!人にやさしく対して何になるのか!一人の小さい林業局の副局長がベンツをつけて、別荘に住むって!正常な給料と福利では何年経てば持てるか!!!!!深く考えてみようか?私はお金持ちの官吏がまた一人減ったと言うことにしかならない!

*私は努力したが、やはり少しの同情心も生まれない。

*給料によって、彼ら夫婦は別荘に住み、ベンツをつけられるか?彼らの財産はどこからきたのか――私の指導者よ!彼らが異常であることが見えるのでは(まったく正常ではない)!

*そのDXP(トウ小平を指す)が穴から出て以来、残酷に下層部の人民を剥奪した。一部人を先に豊かにさせるって、ほほほ、今下層部の人民は目覚めずつある。

*本当に同情心が生まれない。まだ少し喜ぶところ。私はどうしたのか、私はずっととても愛の心があったのに。

*1人の課級幹部の生活がこのレベルだと、むさぼるか、あるいは奪い取ったに違いない。これこそその始末だ。課級ではなく、処級だ。

*彼らの車、別荘を見た限り、この夫婦は少なくも2000万元が持つ。これらは間違いなく怪しいルートから手に入れたもので、殺されてもおかしくない。

*私は調査すれば、この副局長は死刑か、無期刑であると思う!あの小さい別荘を見て!!!!!少なくむさぼっていないでしょう!!!たとえ1つの貧しい県であれば、資金問題で学校に通えないすべての子供が数年も使える資金である!!!!!人民のために欲張りを除外した!!!

*死亡者に対して同情の意を表わすと同時に、私達はその死亡事件が発生した場所についてどうしても疑問に思われるのを絶えない。

*インターネットの伝言からみると、金持ちに対する憎みがすでに非常の残忍の事態になっている、とても恐ろしい。

*「何が金持ちに対する憎みか」、あなたも彼がどのくらい「財」を持っているか見てみないといけない。彼の職業は何か?もし企業家であれば、誰も無責任に言うことができない。1人の国家公務員なのに、その収入が計算できないって?見たところあなたは同類だ!

*金持ちに対する憎みと貧しいものを笑う、というのは現在存在する非常に厳しい二つの社会矛盾である。

*もし1人の官吏がゆがんでいて、金のために思いやりの心がなければ、恐らくこの災難から逃れることはできない。だから、官吏は庶民を抑圧してはいけない。特に改革の名義を持ち出して、庶民を抑圧してはいけない、また急に金持ちになったものは、富を持って弱者をいじめではいけない。

*お金はよいものではない、使える分あれば十分である。

*人を殺すのは間違いだ。しかし、私はどうしてもこの副局長が当然罰を受けるべきだと感じる。まるで今ある局長の話をすると、その人は必ず汚職し、賄賂を受け取るものであるに決まっているのと同じ。ただ給料だけで彼はどうやって別荘に住むことができるか?林業局で住宅を割り当てるとして、別荘ではないだろう。

*行政法律執行を担当するから、間違いなく人を傷つけた。1つ目は報復、2つ目は官界の競争で、人を雇って殺害したのだ。