【大紀元日本4月26日】中国国家主席・胡錦濤氏のホワイトハウス歓迎式典で中国での法輪功学習者への迫害に抗議するスローガンを叫んだ王文怡・記者(47)は、警備員らに連行され身柄を拘束されたが、事件の翌日、4月21日午後に保釈され、同夜、CNNテレビ局の「ザ・シチュエーション・ルーム」の番組に生出演し、特別インタビューを受けた。王氏は、ヒューマニティーは何よりも大切であることを重ねて主張し、自分は一心に人命を救出したいだけだったと強調した。
王氏は21日夜、CNNテレビ局の「ザ・シチュエーション・ルーム」の番組に生出演した(人民報)
王氏は、「自分は内科医師であり、医師として、人命を救いたい気持ちが強い。中共が生きた法輪功学習者から臓器を摘出した事件を聞き、医師の職業倫理に違反し、ヒューマニティーに反している行動であると当然に思った」と語った。
王氏は、自分が取った行動に対して、顰蹙(ひんしゅく)を買ったかもしれないが、しかし、それよりも人命を救うことがもっと重要であるとし、ヒューマニティーはすべてのことを超越するとの見解を示した。
王氏は、胡主席は真相を知らずにおり、今回の行動は胡主席に対する怒りではないとした。また、胡主席は中国では人権が踏みにじられている事件は知っていても、中国国内でもっとも深刻で、言葉では表せない犯罪が起きていることは知らないとし、ブッシュ大統領および胡主席に、中国で今現在何が起きているかを知って欲しいだけであると語った。
王氏は、中国では数千年以来「善悪にそれぞれの報われがある」との言い伝えがあると語り、表す言葉も出ない重い罪を人が犯せば、必ずそれに相当する報いを受けることから、彼らの将来のために、悪事を働く人にこれ以上悪事を働かせないように制止すべきであると主張した。
また、ホワイトハウスの前で何を叫んだのかの質問に対して、王氏は「法輪大法は素晴らしい」「法輪功の迫害を止めよ」「虐殺および拷問は止めよ」と述べた。
王氏は米国で20年近く在住しており、米国公民の取得資格をすでに持っており、宣誓していないのみであると語った。王氏は「私はこの行動は、自分の米国公民の資格取得に影響を及ぼす可能性があると知っている。しかし、ヒューマニティー、誠実さおよび人類の尊厳に直面したとき、自分が取った行動はそれに値すると確信し、そのためにすべてをなげうっても値すると思っている」と語った。
王氏はさらに、父親が昨年心臓病で亡くなった際、中共は同氏の入国を拒否したことに言及した。
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