【大紀元日本4月11日】中国の輸入自動車部品関税措置に欧米先進国が不満を持っているため、中共商務部は8日、この問題を解決すべく、米国・欧州連合との協議に応じると発表した。米国および欧州連合は3月、輸入部品を使って自動車を組み立て製造している外資系中国現地法人を、北京当局が不公平に罰していると世界貿易機構(WTO)に提訴していた。
米国および欧州連合によると、輸入自動車部品にかかる税率が高いため、中国で製造を行っている外資系大型車工場では、割安となった中国製自動車部品を使わざるを得ないという。
一方、中国国営新華社通信によると、一部の外資系企業は自動車を海外で分解し、中国国内で新たに組み立て製造することによって、税金の減免を狙っているため、輸入自動車部品への課税は当然であるという。中国商務部によると、同協議の日時および場所は未定であるという。