【大紀元日本4月4日】中国北西部の甘粛省の天祝・チベット自治県で、121個の頭蓋骨が発見された。当初、現地住民は猿のものだと見ていたが、専門家が調査した結果、すべて人間の頭部であることがわかった。
蘭州新聞ネットによると、3月25日に放牧者は金沙峡の大湾口で牛を放牧するときに、河底に散乱していた121体の頭蓋骨を発見した。眉骨から上の部分が電気鋸のようなもので切断されていた。そのうち一体には入れ歯があった。
27日に現地の警察が現場に訪れ、頭蓋骨を回収し、蘭州大学の生命科学院に鑑定を依頼した。その結果、121個の頭蓋骨はすべて人間のものであることが分かった。鑑定した劉教授によると、老若男女の各年齢層のものが含まれ、死因は様々で、うちの一つには八の字のヒゲが残っていることから、死者は殺害されてから時間がそれほど経過していないと判断された。
頭蓋骨からは死の直前の苦しい表情が伺える。恐怖の表情であったり、口が大きく開いていたり、舌が丸出しになったままの人もいる。専門家は「死ぬ直前に酷いリンチを受けていたはず、通常の死を迎えたならば、顔の表情がこんなに怪異なものにならない」と分析した。
現場周辺には村落がなく、近くに幹線道路が通っているだが、非常に辺鄙(へんぴ)なところだ。警察の調査によれば、頭蓋骨の切断面から分析すると、殺害時期は異なっている。年数の経ったものもあれば、最近のものもある。切断口がそろっていて、計画的に同類の機械で切断された可能性が高い。また、頭蓋骨が発見された芭蕉は投棄現場で、犯行現場ではないとみられ、投棄は証拠隠蔽が目的と考えられている。
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