【大紀元日本4月1日】中国広東省、内モンゴル、雲南省等各地では最近、インフルエンザが流行し、感染者は小学生が多数を占めている。広東省南雄市のある小学校は3月27日から29日かけて児童15人が相次いでB型インフルエンザに感染し、そのうち1人がすでに死亡した。また、内モンゴルのフフホト市托県の学校で、児童273人がほぼ同時期に集団でインフルエンザに感染したという。
広州市の地方紙によると、広東省南雄市水口鎮の小学校は、3月27日から29日までの3日間、児童15人が相次いでB型インフルエンザに感染し、すでに女子児童1人が死亡、14人が入院した。政府情報筋によると、今回の患者に対して48時間の観察を行い、検査した結果、同インフルエンザは上呼吸道感染であると診断し、鳥インフルエンザおよびSARSの感染可能性を排除した。同省における感染者数は増加しているという。
また、死亡した児童は、頭痛、嘔吐、目まい、痙攣の症状が続いていたという。専門家らは、中枢神経系統の感染で、内臓器官が衰弱して偶然性死亡の症例であるとの見解を示した。
一方、内モンゴルのフフホト市托県の学校で、6~17歳の273人生徒は3月25日から27日にかけて、集団でインフルエンザに感染したという。同県のある医療関係者は、体の不調を訴えたほとんどの児童に、発熱、咳き、喉の痛み、耳の痛み等の症状が見られ、上呼吸道感染によるインフルエンザであるとみている。
また、雲南省思茅塘坊完小学校は3月7日より二週間ほどで、全校児童および教師の8割を占める113人が同様の症状を持つインフルエンザに感染した。一部の児童の家族も感染したという。同地区のインフルエンザは非常な速さで拡大しているため、隣接地区もインフルエンザ感染に脅かされているという。
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