【大紀元日本3月26日】自由アジアラジオ放送局の報道によると、南京『現代速報』の編集補佐・湯海文氏が5日に飛び降り自殺、これに継ぎ、西安『華商報』インターネット版の首席編集者・包愛萍氏が11日に、自宅19階から飛び降りて死亡した。
湯氏の自殺後、インターネット上では上司の汚職に巻き添えになったとの憶測が流れたが未だ真相は藪の中で、包氏については、既に高齢で職務を降格されたことが原因ではないかと思われている。自殺した二人が勤務した通信社は公式見解を避け、「現代速報」は更に情報を封鎖しようと同業者に報道自粛を要請、外部の推測を引き起こしている。
大陸の報道業界で経歴の長い朱氏は、新聞に掲載するトピックスが中共路線に合致していなくてはならないが、既に業界が市場化されていることに矛盾があり、ここに業界人の個人的心理に圧力が掛かっていると指摘した。現在、大陸の業界人は中共路線を考慮して新聞題材を選択しており、これに違背するものは当局取り締まりの対象となり、収監される可能性もある。大陸で成長した業界人はこのことを肌で知っているが、小数は報道に対し理想があり、自ら題材を審査することを道とせず、自らの身を危険に晒しているのだという。