ネパール:瞑想少年、失踪

2006/03/14
更新: 2006/03/14

【大紀元日本3月14日】 ネパールの森で10か月、断食・瞑想し続けてきたラム・バハドゥール・バムジョン君(16)が、11日未明に行方不明になった。BBCの報道によると、地元住民と警察当局が、ネパール南部、ラム君が瞑想していた近辺地域を捜索したが、未だ消息不明だという。

現地メデイアは、大衆が「小霊童」と称すラム君が誘拐されたと報道したが、警察当局は認めておらず、ラム君の支援者は「彼はすでに奥深い森林地帯に入り、より静かなところを探して瞑想している」と話している。

かつて、毎日大勢の人々が、ラム君の瞑想していたところを訪ねていた。地元の人はその近辺に臨時の店を出して、ネパール・インド各地から来た巡礼者のために生活用品を提供していた。ラム君の写真を入れた録画CDや小冊子が、カトマンズや各地で人気商品になっている。

人々に「ブッダ」と呼ばれたラム君は、一度蛇に咬まれたとき、「私をブッダと呼ばないで、私にはブッダの能力はない」「蛇に咬まれたが、治療は必要ない、6年間の瞑想が必要」と話したことがある。ラム君の額から光が放射した様子を見た人がおり、巡礼の人波を整理担当しているネパール官吏は「額からの光は松明のように輝いていた」と話している。

支援者は、ラム君が深い森から再び世の人々の前に出てきて、引き続き瞑想修行するように期待している。