【大紀元日本2月25日】日本政府は24日の閣僚会議で、5年間務めた阿南惟茂中国大使の後任に、現在沖縄事務大使を務める宮本雄二氏(59)に任命したことが正式に決めた。宮本氏の起用は、冷え込む日中関係を改善するためであるとみられる。中央社が伝えた。
宮本氏は、京都大学法学部卒業、外務省の「チャイナ・スクール」を出て、これまで外務省中国課長、駐中国公使、ミャンマー大使を経て、沖縄担当大使に就いている。同人事命令は3月3日に発令される。
日本外務省は一度、非チャイナ・スクールのインドネシア大使・飯村豊氏を中国大使の後任に選定したが、日中関係の改善を課題であるため、対中国事務の経験を豊富に持つ宮本氏に調整したという。
小泉純一郎首相の靖国神社参拝、中国大陸の反日デモおよび両国が東シナ海ガス田の開発等の問題で、日中関係は冷却状態である。これまでトップ会談の開催も中国側の拒否によって凍結された中で、新任中国大使は重要な任務を背負い、外交能力が問われ、厳しい試練に直面すると思われる。
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