【大紀元日本2月23日】2月19日午後中国黒龍江省の牡丹江市の水源で、綿状の不明物が大量に発生し、取水口が塞がられているのが発見され、水源汚染を心配する市民は、浄水を買いだめするためにスーパーなどで行列をなしているという。現地政府関係者は飲用水には問題がないとし、水道供給を中止せず、現在は不明物を検査していると公表した。
中央社の報道によると、牡丹江市政府のスポークスマン・王樹印氏が20日午後4時にこの状況を公表した。また同市の環境観測センターの責任者は、すでに水を塩素で消毒し、飲用には問題ないとしながらも、現地には検査設備がないため、サンプルを採集し省の専門機構に有機物検査を託したと説明した。一方、環境保護部門の専門家は、綿のような不明物は水生生物であり、隣接する海浪河に生息している、重度の河川汚染や、水温の上昇などにより、この生物が異常繁殖したと分析している。
市内のスーパーや商店では浄水を購入する市民が列を作った。
水道供給会社で現場取材した関係者によると、不明物はスポンジのように柔らかく、粘々し、異臭を発している。作業員は手作りの道具を使って、水処理池の中に漂着している不明物を取り除いているという。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。