深セン市、殺人後のバス運転士、車四十台を激突、死傷者多数

2006/02/20
更新: 2006/02/20

【大紀元日本2月20日】広東省深セン市で18日、バス運転士が同僚をナイフで殺傷し、バスで逃走中に約40台の車両をぶつかり、多数の死傷者を出した殺人事件があった。刺された被害者は重傷、容疑者は逃走した後、自殺を図り重傷となって現場で逮捕された。国務院および広東省委員会、深セン市政府当局を驚愕させた同事件は、「2.18事件」と名づけたほど、その悲惨さが窺える。

香港のメディア報道によると、容疑者の劉成安(40歳代)は、深セン市鵬翔公共交通会社のバス運転士。18日、同容疑者はナイフで会社のチームリーダを刺し、会社のバスを乗っ取り逃走した。

目撃者によると、逃走した同容疑者の車は暴走し、猛スピードで他の車に向って次々と突っ込んだという。5キロの距離で40台の車が衝突され、3人が死亡、30数人が負傷。

深セン警察当局は通報を受けてから、道路を封鎖し、劉容疑者を逮捕したという。また、病院へ運ばれた30数人の負傷者のうち、2人が死亡した情報があり、死者は計5人となった。

同社系列会社の社員によると、劉容疑者は当直の配置に不満を持ち、チームリーダといざこざが生じ、恨みを抱いたという。今回の事件は、予め計画した殺人事件であるとみられている。