【大紀元日本1月29日】コンピュータ・シミュレーションによる、陸上自衛隊と米軍の合同指揮所演習「山桜」が、26日から2月3日までの予定で、陸上自衛隊北熊本駐屯地の第8師団司令部で開始された。日米合同のシミュレーション防衛協調能力の向上が目的と見られる。
演習は、南シナ海に臨む南西諸島に有事を想定、これの防衛行動をシミュレーションする。日本側は陸上自衛隊第8師団4400人、米国側は米本土駐屯の米陸軍第1軍団と在沖縄海兵隊第3師団の1300人。演習は、第8師団司令部と米本土とをインターネットで連結、動員増強部隊なしの想定で、共同作戦の指揮系統を確認する。今回には、九州地方議員も招かれ視察する予定。
陸自第8師団は、南九州三県(熊本、宮崎、鹿児島)の防衛任務に就き、災害派遣、国際平和活動等で貢献。米陸軍第1軍団は、ワシントン州フォート・ワースに駐屯、アジア太平洋地域への海外展開防衛任務を担任、近くは湾岸戦争で中東に展開、現在は司令部機能を米軍キャンプ座間に移転する問題が持ち上がっている。