【大紀元日本1月28日】世界保健機関(WHO)は、中国のエイズ感染は増加傾向にあると発表し、中共当局発表の感染者数が減少を示していても、エイズ蔓延が緩和したわけではないと警告した。AFPが伝えた。
駐中国WHO代表ベイクダム氏は、記者会見で「中国のエイズ感染が蔓延していることは確かである。新に推定7万人が感染したと言われており、エイズ感染が減少しているとは言えない」と述べた。
一方、中国衛生部と国連エイズ計画組織の代表は、少し前の記者会見で、中国国内のエイズ感染者数は現在65万人で、2003年の84万人より減少していると発表している。
ベイクダム氏は、現在の人数が比較的少ないのは、2003年の感染者数が過剰にカウントされていたためであり、エイズ蔓延が緩和したわけではないと指摘した。また、記者会見に同席していた中国衛生部職員は、中国でのエイズ感染者は昨年、6万人から8万人だったと述べた。ベイクダム氏は、今年の感染者数は昨年の7万人を上回る恐れがあると警告している。
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