パレスチナ評議会選挙、過激派が勝利、中東和平が懸念

2006/01/27
更新: 2006/01/27

【大紀元日本1月27日】イスラム原理主義組織ハマスは、パレスチナ評議会選挙で過半数を獲得し勝利した。自治政府の新内閣を組織することになるが、停滞中の中東和平が新たな混乱に陥るとみられる。

選挙管理委員会は現地時間26日に、ハマスが76議席、ファタハは43議席という選挙結果を発表した。パレスチナ自治政府クーリ首相は選挙結果が出たのち、辞職した。

過激派ハマスは、パレスチナ解放機構(PLO)を率いるアッバス議長と会談を行い、ファタハおよびその他の政党と今後の政党連立関係について話し合うと示した。一方、イスラエルは過激派ハマスが参入している政府との外交を拒否すると表明。

米国およびヨーロッパは今回の結果に対して不安を隠せない。アンカラを訪問中のストロー英外相は、国際社会は、ハマスに対して武装を放棄すること、イスラエルを認めることを望んでいると語り、民主を選択しテロリズムを放棄するよう呼び掛けた。

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