米司法部、スパイ行為の中国人女性、中国に強制送還か

2006/01/24
更新: 2006/01/24

【大紀元日本1月24日】米司法部は23日、在米中国人女性・高瞻氏(43)=元アメリカン大学研究者=を事情聴取し、高氏が中共へ軍事用精密機器を密輸し国家安全を脅かすとして、中国へ強制送還するか否か決定する。

香港紙によれば、高瞻氏は、中共側へ軍事用高度技術機器を輸出した容疑で、2003年に米司法部に告訴された。高氏は米当局に対して、罪を認める代わりに出国命令を撤回するという司法取引を行い、7ヶ月の服役をすることになった。しかし、米国土安全保障省および移民局は猛反対したという。

米国居留権を持つ高氏は2001年、家族と共に中国で逮捕され、夫・薛東華および息子はのち釈放されたが、本人は台湾のスパイとされ投獄された。中共は米国の圧力下、高氏を解放した。しかし、高氏は2003年、100万米ドルに相当する軍事用の小型パソコン用精密機器を中国政府部門へ密輸したことを認めた。証拠によれば、高氏は、同精密機器は中国軍部が使用することを知っているという。

弁護士は、高氏が中国へ強制送還されれば、再び中共側に起訴されると懸念している