写真報道:絶滅に瀕するクジラ、テムズ川に

2006/01/22
更新: 2006/01/22

【大紀元日本1月22日】絶滅の危機にさらされているトックリクジラが20日、英国テムズ川に現れ、走行中の客船に発見された。生物学者らは、障害物が多く、浅いテムズ川は、深海で生息しているトックリクジラにとって安全でないと懸念した。現在、関係者らは同クジラを海へ誘導するように緊急対策を施しているという。

自然歴史博物館専門家サビン氏は、トックリクジラは主に、カナダ東岸のノバスコティア州沖の北大西洋で生息しているもので、テムズ川に現れたことは非常に不思議だと述べた。1913年にも同種類のクジラがテムズ川に現れたという。

多くの観客の注目を浴びるトックリ・クジラ(Getty Images)

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潮を吹きたすトックリ・クジラ。(Getty Images)

(AFP/Getty Images)

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生物専門家は、深海で生息するトックリクジラの安全のために、海へ戻れるように誘導するよう尽力(Getty Images)

海洋専門家は、トックリクジラは10メートルまで成長できるとし、テムズ川に現れたクジラは子供の可能性があると示した(Getty Images)

クジラを一目で見たい住民らが駆けつける(Getty Images)

身長5メートルのトックリクジラは国会議事堂、ビッグベンロンドン・アイを通過(AFP/Getty Images)