【大紀元日本1月18日】広東省公安庁の統計によると、同省内では昨年、通貨偽造の容疑で11の犯罪グループを取り締まり、計5億2000万元(日本円で約67億6000万円)の偽札を没収、176人を逮捕したことが明らかになった。中央社が伝えた。
報道によると、同省公安庁は16日、広東省人民大会常任委員会に提出した報告の中で、昨年の9月から12月までの三ヶ月間だけで、全省で1億8500万元(日本円で約24億5百万円)の偽札人民元を摘発、4つの犯罪グループを通貨偽造の容疑で強制捜査し、21人の容疑者を逮捕したという。
広東省東部地区の偽札偽造・流通は、組織的に行われており、他区域まで広がっている。公安庁は特に偽造が横行する汕頭市、汕尾市、掲陽市、潮州市の捜査協力制度を打ち出し、一丸となって偽札犯罪グループを摘発する方針。
同報告書はまた、広東省が中国国内で最も通貨偽造が盛んな地域であり、偽札流通の出所になっていると示した。