【大紀元日本1月15日】中国では過去5年間、音楽、テレビ演劇から電子製品に至るまで、『韓国流』が時代の潮流、流行の先端とされ、中国人の嗜好を左右してきた。中国人の多く、若年層はこれに飽くことなく享楽を求めてきたが、この韓国流にも最近かげりが見え始め、当局の放送規制を始め反韓国流の風潮が現れている。
韓国メディアの報道によると、最近中国で反韓国流の風潮が出現し始めているという。中共テレビ放送管理部門は、韓国ドラマの審査を厳格化、放送時間を削減するという。
中韓両国間の『キムチ摩擦事件』以後、中共同様、韓国政府も中国農産品の輸入を制限。これには、中国人も民族意識を刺激され、韓国ドラマの放送過多を売国行為として指摘する向きになったという。韓国ドラマで直接打撃を受けた中国演劇界も、韓国流に抵抗、国内芸術界の再興を目指している。
このような中国国内の反韓国流の風潮について、一部の識者は、「幅広く奥深い中国文化は巨大な親和力があり、韓国文化でも消化できないことはない。しかし文革の10年間で、伝統文化が破壊されてしまい、文化精神が空虚になったところに、今回の潮流が生じた。短時間で冷めるとは考えにくい」としている。