【大紀元日本1月7日】「カーディナル・クン基金会」(本部・米国)によると、河北省地下教会の王文芝・神父(50)は昨年末、中共政権に逮捕された。当局が管轄する「カトリック教愛国会」に加入することを拒否したためだという。
同基金会サイトによると、王神父は昨年12月11日、河北省峰峰市カトリック教信者宅で、ミサを主宰した後、公安当局に強制連行されたという。王神父は現在、廣平県の拘置所に拘留されている。
王神父は、20年前に永年管区の神父として任命され、昨年12月28日に廣平拘留所で20年目を迎えた。同神父は13年前にも拘留され、18ヶ月ほど拘留所に入れられた。
また、1999年12月に逮捕された永年の韓鼎祥主教も、軟禁されていた場所から移動され行方不明になっており、健康状態は思わしくないという。
基金会では、中共政権は同神父を洗脳し、中共政権に協力させ、愛国教会に加入させるものとしてみているが、同神父の転向には成功していないという。
当基金会のヨゼフ・クン会長は「地下教会を中共政権公認の愛国教会に登録させるための恐喝行為であることは明らかである。こうした不当逮捕をオリンピック委員会に伝え、2008年の北京オリンピック開催を中止するよう緊急に呼び掛ける」としている。