【大紀元日本1月3日】広東省で室内空気に対して調査が行われ、調査対象の住宅建築物の5割以上は、シックハウス症候群を引き起こす原因と見られるフォルムアルデヒド放射量が基準値を超えており、中に基準値の18倍になるところもあると発表。中国では年間210万人の児童がシックハウス症候群にかかり、死亡しているという。博訊ネットが伝えた。
広東信息時報によれば、広東省消費者協会、広東省環境科学学会は昨年の8月より、427戸の新築住宅に対して室内空気に対して調査を行い、約55%の住宅の室内空気から基準超過のフォルムアルデヒド放射量が検出され、中には書斎および寝室の同放射量は70%まで達していることが明らかになった。
広東省の住宅建築の内装および家具には、過半数が揮発性の化学粘着剤または有毒塗装料が使用されたため、室内空気の汚染が深刻であるという。
統計によれば、中国では毎年約210万人の児童が内装による汚染空気の直接吸入が原因で、呼吸道感染疾病にかかり死亡し、430万以上の人が体の不調を訴えている。
広東省消費者協会は、2004年より住宅内装材に関する相談はすでに2000件にのぼり、今後さらに増加する傾向があると示した。