【大紀元日本12月26日】23万人以上の死者・行方不明者を出したインド洋大津波発生から26日で一周年になる被災地タイ・プーケットのカタ・ビーチなど各地で24日、追悼集会が行われた。中央社が伝えた。
大津波の被害を受けたインド洋周辺の10数ヶ国においても、犠牲者の冥福を祈り、復興への決意を新たにする式典を開催する予定。
大津波に襲われ生存した68歳のスイス人プルハニビッツ氏は、亡くなった友人の冥福を捧げるために、今回の活動に参加した。また、プーケット島のドンバビーチでも英国人約50人によるキリスト教の追悼式が行われた。
もっとも被害を受けたインドネシア・アチ州の多くの地域は、いまでも復興のめどが立っていない。しかし、津波の関係で当局政府およびゲリラ部隊が数十年間の武力衝突に緩衝の作用をもたらしたという。
国際社会が自然災害として最大規模の支援を進めている復興支援については、現地の道路などのインフラが壊滅し、貧困や地域紛争などの問題が深刻な地域では復興は大幅に遅れている。