【大紀元日本11月21日】中国情報サイト博迅サイトで11月20日公開された読者投稿によると、中国遼寧省で最近新たに6人がH5N1型鳥インフルエンザに感染、死亡したという。6人は、北寧市の学生4人、感染防疫関係者1人、残り1人は身元不明者。投書によると、新たな6人で同省内のH5N1型鳥インフルエンザによる感染死亡者数はすでに77人に達したという。また、中国国内のあるBBSで、同省で感染死した出稼ぎ農民14人の名簿がその前日に公開された。
博迅サイトへの投書によると、死亡者の遺族がそのことを公表しないことに同意すれば、一定額の補償金が政府側から給付されるという。情報が漏れた場合、補償金はもらえないどころか、社会秩序と治安を撹乱する罪名で逮捕されるという。6名の死者のうち、衛生防疫関係者の遺族への補償金は24万元、他の遺族は12万元しかもらえないため、遺族が政府に不満を持ち、北京からの政府関係者と対立し、最終的に情報が外部に漏れたという。
投書によると、いままで鳥インフルエンザの疑いで医療検査をされた、または短時間隔離の検査を受けた人数はすでに15万人を超えたという。またすこし前、人から人への感染によるものだといううわさもあったため、地元はパニック状態になっているという。今回の遼寧省での感染死が恐らく前の青海省の規模よりも上回っているようだ。
14名の死者名簿を公開したのは中国国内の「天涯論壇」というBBS(掲示板)。名簿から見ると、死者の大半は遼寧省の鳥インフルエンザ感染多発地域で働いていた四川省、河南省、安徽省からきた農民。名簿を公開した者は、遺族が確認できるように告知の方法で名簿を出した。告知の詳細内容は次の通り:
遼寧省への出稼ぎ労働者の話によると、農民の多くがH5N1型鳥インフルエンザに感染して死亡したか、あるいは隔離されているという。同省内のH5N1型鳥インフルエンザ感染死亡者の中で、地元に家族がいない場合は直接火葬されるため、家族に対して死者が失踪したとの誤解を与えている。情報が厳重に封じ込められているため、今回は14人の農民の死亡情報だけ入手できた。以下に感染死者を挙げる。死因は全てH5N1型鳥インフルエンザで、遺体は全て火葬された。
李慶天、河南省信陽固始県黎集鎮生まれ、37歳。
張保生、河南省信陽固始県汪棚卿生まれ、22歳。
張保力、河南省信陽固始県汪棚卿生まれ、26歳。
張保国、河南省信陽固始県汪棚卿生まれ、28歳。
羅軍、 四川省南充市営山県高碼卿生まれ、年齢不明。
安生日、四川省南充市南部県神埧鎮生まれ、18歳。
何文青、四川省南充市営山県龍伏卿生まれ、21歳。
趙節筆、四川省広安市隣水県風◆(土偏に亜)郷生まれ、年齢不詳。
孫継続、四川省南充市南部県昇鐘鎮生まれ、41歳。
周工程、四川省南充市南部県店◆(土偏に亜)郷生まれ、36歳。
楊山、 安徽省滁州市全椒県馬広鎮生まれ。37歳。
王時節、安徽省滁州市全椒県草庵郷生まれ。29歳。
老孝軍、安徽省蕪湖市繁昌県三山鎮生まれ。19歳。
呉大力、安徽省姥橋鎮生まれ。28歳。」
なお、中国当局による情報封鎖のため、大紀元編集部はこの記事の信憑性を確認するまでには至っていない。
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